こんにちは。司法書士の熊木です。
ワールドカップ、世界中で盛り上がってますね。今回の大会は各国のエースがきちんと結果を出しているところがグッドです。
さて、皆さんNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の本田圭祐選手の特集回はご覧になりましたか?
まだ観ていないなら、ぜひご覧ください。
彼の考え方、なかでもメンタルコントロール術はあらゆる分野のプロフェッショナルの参考になると思いますし、刺激になることは間違いありません。
目標を達成するためには精神面が重要なこと、つまり「成功した姿をイメージすること」や「自分ならできると思い込むこと」が非常に重要なことは良く言われていることだと思いますが、
彼の凄いところは、良い精神状態をつくることへの徹底ぶりとその覚悟です。
常日頃から「目標はワールドカップ優勝しかない」とか「世界一の選手になる」とか「自分は持っている男」とマスメディアで言い放つことはまさにそれで、あれは別に周りから「プロ意識が高くてすごい」とか「有言実行の男」とか思われたくて言っているのではなくて、彼は世界一を真剣に目指さないことにはベスト8やベスト16さえも達成できないのがワールドカップというシビアな大会だということが分かってるんですよね。そして、自分や身内の中だけでいくら世界一を目指すと言ったところで、マスメディアからのインタビューのときに「目標はまずはベスト8です」なんてことを言っていたら本当に心の底から世界一を目指しているという精神状態に持っていくことはできないと思っていて、だからこそ、たとえ皆から「自信過剰」だ「ほら吹き」だと言われようとも、最後に最大の結果を得るために、あらゆる場面でブレずに世界一を目指すと言い続けているのだだと思います。
彼は「精神的に自分は弱い人間だ」とも言っていました。
成功イメージを描けないとき、よほど強い人でなければ努力を継続できないものです。彼は自分のメンタルの弱さを自覚しているからこそ、過剰ともいえる方法で成功イメージを自分に染み込ませ、目標達成へ突き進んでいきます。
彼の次の言葉、
<自分は天才ではない。メッシやクリスティアーノのようなプレイはできない。しかし、ライオンやゴリラと戦うのではない。同じ人間なのだから、違いがあるといってもたいした違いではない。彼らがもっていない武器を自分はもっていて、それを最大限活かすことに集中している。自分のもっている武器を最大限活かすことさえできれば、彼らと充分戦うことはできる>
この言葉が正しいかどうかは重要ではなく、これを心の底から信じ切れるかどうか。
どういう方法をとれば信じきることができるか、そこを徹底体に追求することが我々凡人にとって勝負の分かれ目だと思いますね。
熊木