マレーシアの「会計ソフト」と「監査・税申告スケジュール」。

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こんにちは。
司法書士の熊木です。

日本で会計ソフトといえばなんといっても弥生会計ですが、マレーシアの場合、弥生会計ほどのシェアを占めている会計ソフトはまだ無いように思います。

強いて言えば下記二つが比較的シェアが高いような気がします(詳しく調べたわけではありませんが)。

Sage UBS/50
http://www.sage.my/

MYOB
http://www.myob.com.my/

私はSage社の Sage50 Accounting を使用しておりまして、料金は1ライセンスの購入で599リンギットでした。MYOBの方も問い合わせしましたが、Sage50 Accounting と同等のソフトが WindowsXP までしか現時点では対応しておらず、ひとつ上のランクにすると一気に値段があがって1,699リンギットとのことでしたので、料金の面でSageに決定しました。

弊社の場合、事業内容がコンサルティング業務ですので、在庫管理の必要もなく、売掛金管理も複雑ではありませんので上記ソフトで十分ですが、このソフトがすべての会社の事業形態に適しているかというとそうではありません。

ほとんどの会計ソフトには無料のトライアル版が用意されています。ぜひ色々とお試しになり、ご自身の会社の事業形態にあったソフトを探してみて下さい。

なお、ご参考までに、マレーシア法人の会計監査・税務申告の流れを記載しておきます。

弊社の場合、この会計ソフトで自ら帳簿をつけ(会計記帳業務を会計事務所へ依頼することも可。)、年度末終了後3ヶ月以内に会計事務所へ会計資料一式を提出(この3ヶ月というのは私が契約している会計事務所の独自ルール)、そしてauditorによる会計監査を受け、年度末終了から6ヶ月以内にcompany secretary を通して会社登録委員会へ年次報告(監査報告書添付。)、そして年度末終了から7ヶ月以内にtax agent を通して法人税申告、という流れです。

なお、上記はマレーシア法人の場合ですが、ラブアン法人の場合はまたスケジュールが異なります。ラブアン法人の税申告等のスケジュールについてはまた日を改めて。

それではまた。

司法書士 熊木 雄介
E-mail: info@office-kumaki.name

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