ラブアン当局からの注意喚起。無許可のファンドにご注意ください。

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こんにちは。

司法書士の熊木です。

 

ラブアン当局のウェブサイトをチェックしておりましたら、

投資家に向けて、注意喚起の記事がアップされておりましたのでシェアいたします。

 

CIVIL ENFORCEMENT ACTION TAKEN AGAINST ASEAN UNION INC
FOR OFFERING ILLEGAL INVESTMENT SCHEME
https://www.labuanibfc.com/media/51-56-256/detail.html

 

上記記事によれば、

マレーシアの高等裁判所は、

Asean Union Inc. というラブアン法人が

マネーロンダリングを規制する法律などに触れる違法な活動を行って得た収益を没収することを命じたようです。

 

また、当ラブアン法人は、ラブアン金融庁から必要な許可をとることなく、

公衆から資金を募集していたことも発覚し、問題となっています。

 

上記記事では、この事例を紹介するとともに、

ラブアン金融庁はラブアン法人によるいかなる不法行為も見逃さず、公正公平に厳格な措置をとること、

並びに、

投資家に対して、必要なライセンスを保持していない法人や個人に対して資金を決して預けたり投資したりすることの無いよう、

また、投資の際には当局への照会などの適切な調査をされること

を呼び掛けています。

当ブログ読者の皆さまもご注意くださいませ・・・。

 

ちなみに、

ラブアンにも、私募ファンド(Private Fund)と公募ファンド(Public Fund)の二種類が規定されており、

どちらの活動を行うにも、ラブアン金融庁での事前の手続きが必要となります。

( cf. 自分自身の資産をラブアン法人上で管理する場合には、許可は不要です。 )

 

2016年2月8日

司法書士 熊木 雄介
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おまけ:

2016年は仕事以外の本、それも今まであまり読んでこなかった分野の本を

毎月最低二冊は読むことを目標としています。

 

2016年2月の1冊目はこちら。

『私はマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』

すでに読み終わりました。

先月読んだ『世界はこのままイスラーム化するのか』とならび、

イスラムの世界を勉強したい方に非常におすすめです。

ただ、かなり怖い内容ですので、

マレーシアへの移住を考えている人がこの本を先に読んでしまうと

イスラム国家であるこの国に来ることを躊躇することになってしまうかもしれません・・・。

( マレーシアでの日常は、これらの二冊に書かれているイスラム世界とはまったく別物、

もっと寛容で、のんびりとした雰囲気のただよう穏やかな日々が待っていますのでご安心ください。 )

 

2016年2月の2冊目は、上記二冊を読んだことでイスラムの論点や単語は頭に入ったので、

マレーシアの本屋の店頭で最近よくみかける以下の英語本にチェレンジします。

『A WORLD WITHOUT ISLAM』

 

 

 

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