マレーシア、今年から最低賃金制度導入。

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昨日求人チラシをみたことを書きましたが、そういえば、昨年までマレーシアには「最低賃金」を定めた法律がなかったらしく、ようやく昨年最低賃金制度を導入することを決定し、2013年1月に施行されたそうです。

その内容は、マレー半島部は時給4.33リンギ(約140円)、月額900リンギ(約29000円)、東マレーシアは月額800リンギ(約25000円)を最低賃金とする、というもので、(まさにこれ以下の条件で雇用されてきた)外国人労働者にも適用されるみたいです。

で、まあやはり導入に伴う問題が色々と生じているみたいです。給与が上がると思ったら逆に解雇されたり、制度導入を遅らせる企業があったり、企業と労働者の間で紛争が起きたり。日本の感覚からするとずいぶん低い最低賃金ですけど、これでも「大幅な賃金の引き上げ」と書いている記事もありました。実際中小企業はかなり厳しい局面に立たされているという話も聞きます。

最低賃金制度導入期を目の当たりにすることなんて今後なかなかないでしょうから、この点もしっかり観察しようと思います。


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