こんにちは。
KSG Holdings Ltd.の司法書士 熊木です。
国際的なビジネスをする際に悩ましいのが
国外のクライアントさんに小額の請求をする場面。
ラブアン法人でもPaypalで口座開設できますので
Paypal 口座を開設し、Paypalから請求書を送信して、クライアントさんにはPaypal口座またはクレジットカードで決済をしてもらう
という方法がまずひとつあります。
Paypal はすでに周知のサービスですのでクライアントさんに対しても不安感を与えることがなく、
システムも安定しているという点がメリットです。
ただ、決定的に大きなデメリットとして、
Paypalの手数料が高いのです。。。
ラブアン法人はリンギット以外の通貨で請求をたてる必要がありますので、
一般的には、USD建てやJPY建てで請求を立てることとなりますが
USD建てで請求をした場合、受け取った際に受取額の4.5~5%の手数料がPayapl手数料として引かれることとなります。
ラブアン法人の法人税率は「利益の3%」または「定額2万リンギ」ですので
Paypalの手数料を考慮しても、それでもまだお得感はあるのですが、
とはいえ、できれば手数料がもう少し安いその他の選択肢がほしいところです。
先日、このブログでPaypalの代替としてマレーシアのオンライン決済サービスを少しご紹介しましたが、
それらがまず検討すべきひとつの選択肢です。
そして、最近弊社の手数料などを「海外送金サービス」を使って送金してこられるクライアントさんが増えました。
海外送金サービスは、私が日本で仕事をしていた6年前はほとんど耳にしませんでしたが、
2015年くらいから日本でも世界でもいろいろなサービスが登場し始めましたね。
TransferWise, Pay Forexなど、すでにかなりの数のサービス業者があるようです。
色々調べてみたところ、
下記ブログ記事に、非常にわかりやすくまとめられておりました。
小額決済がメインのビジネスをラブアン法人で検討されている方は
上記ブログ記事などもご参考にされ、ご自身のビジネスに海外送金サービスをどのように導入されるかを研究されると面白いと思います。
それではまた。
2018年2月7日
司法書士 熊木 雄介
Email: info@office-kumaki.name
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