新年明けましておめでとうございます。
年末年始はバタバタと各地を移動しておりました。その間、連絡が繋がりにくい等ご不便をおかけしましたが、本日より通常業務を再開しております。
本年も引き続き、マレーシア・ラブアン案件を頑張っていきたいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。
さて、今日は年末年始に読んで面白かった本をご紹介させていただきたいと思います。
移動時間がたくさんありましたので色々と読むことができましたが、中でも面白かったのは、橘玲さんの小説2冊。
『タックスヘイブン』と『マネーロンダリング』です。
ラブアン法人設立サポートをやっております関係上、その周辺事情にもっと詳しくなりたいと思って色々と読みあさっているうちにたどり着きました。
どちらも金融に関する小説でして、帳簿にでてこないお金のマネーロンダリングやファンド周辺のかなりグレーなことを題材とした物語です。
内容はかなりディープですが、橘さんの文章が非常に読みやすいうえに、ストーリー展開がかなり面白いので、楽しみながら金融について色々と勉強することができます(あくまでもフィクションですのでどこまでが事実に即しているのかはわかりませんが)。
「勉強」といっても、ここに書かれていることは法的にグレー、を通り越してブラックなことばかりですので、私としましては、ここに書かれている手法を参考にしようというものではまったくなく、できる限りここに書かれているようなことに巻き込まれないように慎重に業務を進めていこうと思いながら読んでおりました。
ご興味のある方は、以下からぜひ。
私はKindle 版を購入しました。
最初に読むならどちらかと言いますと、前者の『タックスヘイブン』が私としてはおすすめです(後者も十分面白いですが)。
なお、小説の中で、主人公が日本のとある法人の登記簿謄本をとることで、その法人の株主構成を把握するというような場面がありますが、一応登記手続きの専門家である司法書士(私)から言わせていただきますと、現実世界では、(他国と違い)日本の登記簿には株主は記載されていませんので、取得したところで株主構成はわかりません。
タックスヘイブン
マネーロンダリング
それでは、今日はこれにて。
熊木
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