マレーシアからロンドン証券取引所に上場しているオルカン等のETFを買う場合の手数料

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こんにちは。
KSG Holdings Ltd.の司法書士 熊木です。

本日は投資関連のお話です。

マレーシア移住後もS&P500やオルカン等のETFへの投資を継続されたい方もいらっしゃるかと思いますが、マレーシアとアメリカが租税条約を結んでいないため、マレーシア居住者がアメリカに上場しているETFを購入し、そのETFから配当を受け取る場合、30%の源泉税が適用されることになり、それが最終的な税額となります。マレーシアは国外源泉所得は現状課税されませんが、日本居住の頃と違い、外国税額控除として10%を還付請求することはできません。

この高い源泉税に対する解決策としてマレーシア人の投資コミュニティで言われているのが、S&P500やオルカンや高配当株などのETFを購入する場合、

ロンドンの証券取引所に、S&P500やオルカン等に連動するアイルランド籍のETFが上場しているので、それらを購入することで、アイルランドの有利な税制等によって、配当に対する源泉税を15%に抑えることができる、

というものです。

このことは以前に何度か私のこのブログでもご紹介しましたので、ブログを継続して読んでいただいている方はご存知かと思います。

今更ながらのリンギット安&インフレ対策【マレーシアでの資産運用】
マレーシア・リンギット安、年間3%前後のインフレ、定期預金金利の低下という状況において、リンギット建ての資産をどのように運用するかを模索する際に調べたことや考えたことをシェアするブログ記事です。マレーシアの証券会社やETFの特徴やデメリットなども解説しています。

ただ、私の過去のブログ記事で、このロンドン市場に上場しているETFを購入する方法のマイナス点として、

ロンドン証券取引所に上場している上記のETFは、Interactive Brokerで購入することはできるが、ロンドン証券取引所のETF購入手数料が高く、一回の購入で最低 USD 4 もかかってしまう、

という点を挙げておりました。

この点を訂正するのが今回のブログ記事の目的なのですが、
どうやら、購入の都度最低でも USD 4 もの手数料が発生していたのは、Interactive Brokerの私の口座の設定がFixed Pricingプランになっていたためであり、これをTiered Pricingプランに変更しますと、一回あたりの手数料の最低額は USD 1.7~1.9 程度になりました。

一回あたりの投資額が高額の方の場合はFixed Pricingプランの方がお得になるようですが、一回あたりの投資額が少額であったり、私のようにいくつかのETFに分散して毎月積み立てる(=結果的に一回あたりの取引額はそれほど大きくない)場合は、Tiered Pricingの方が安くなりそうです。

プランの変更は、自分の口座にログインして設定の項目から簡単に変更することができ、翌営業日からTiered Pricingが適用されていました。

下記のリンクにて、Interactive Brokerの各取引所での手数料がプラン別にご確認いただけますのでご参照ください。

Commissions Stock Europe | Interactive Brokers U.K. Limited
Interactive Brokers' commission schedules for stocks, options, futures, futures options, SSFs, spot currencies, metals, ...

 

それではまた。

2025年2月13日

司法書士 熊木 雄介
Email: info@office-kumaki.name

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