こんにちは。
KSG Holdings Ltd.の司法書士 熊木です。
2022年10月、新しい長期滞在ビザとして「マレーシア・プレミア・ビザ・プログラム(Malaysia Premier Visa Programme」(通称、PVIP)という制度がスタートしました。
これまでマレーシア移住者に人気があった長期ビザMM2Hに年齢制限が設定されたことにより、若い世代は申請できなくなってしまいましたので、
その代わりに、この新しいプログラムが若い世代の富裕層をターゲットとするものとして設計されています。
このプログラムのメリットは、
- ビザの有効期限は20年
- マレーシア国内で就労、ビジネスを行うことが可能(配偶者もOKとのこと)
- 扶養家族の帯同が可能(両親も可能)
- 最低滞在日数の要件がないため、マレーシアに来ない年度があったとしてもOK
- 不動産購入、お子様の就学などはもちろんOK
というようなものがあります。
最低滞在日数の要件がありませんので、
今すぐマレーシアに移住したいという層だけでなく、
「将来の有事に備えて、英語で生活やビジネスができる国の長期滞在ビザを保有しておきたい」というような使い方をされる方もいるようです。
ただ、MM2Hと違い、かなり高額なプログラム参加費用が設定されておりまして、
- 主たる申請者 20万リンギ
- 扶養家族 お一人あたり10万リンギ
をプログラム参加費用として政府へ支払うことが必要となります。
この金額を初めて聞いたときは私も「高すぎる!」と感じましたが、
ただ、たしかに、他の国の同様の制度を見渡したとき、「英語が日常的に使われている国で、かつ、住むだけでなくビジネスをしたり就労することも認められる」という条件を満たす国絞って比較しますと、
米国、英国、シンガポール、オーストラリア、ドバイなどの同様のビザよりは安いかと思いますし、
日本からの距離、親日度、生活費の安さまでをも考慮しますと、
たしかに、本気でこのようなビザを探している富裕層にはかなり絶妙で(マレーシア側にとってもメリットが有り)、魅力的な金額設定とも言えるのかもしれません。
なお、このプログラムが認可される人数には上限が設けられており、
マレーシアのリタイアメントビザであるMM2H保有者との合計で、マレーシアの人口の1%を上限とするとのことです。
そして、そのうち、第1段階として2000人(主たる申請者だけでなく、その扶養家族も含む)が割り当てられているとのことであり、その2000人のビザ発行が完了した後にはもしかすると条件などが変わる可能性もあるかも知れない、とも聞いています。
制度の概要、申請要件、必要書類、手続きの流れ、コスト、MM2Hとの比較、現時点での懸念点などに関して現時点でわかっている内容をそれなりに詳しく弊社ウェブサイトの下記ページにまとめておりますので、
ご興味がある方はぜひご一読くださいませ。
ビジネスも可能な富裕層向け長期滞在ビザ、マレーシア・プレミア・ビザ・プログラム(PVIP)
以上、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2023年1月18日
司法書士 熊木 雄介
Email: info@office-kumaki.name
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